チェロ弾きの方は地味にお困りになることもある「外出先でのお手洗い事情」について書きたいと思います。
そもそも、お手洗いには寄らない?
私がこの記事を書くにあたり、疑問に思ったのは
「他の方はどうされているのか?」ということです。
そこで、スズキの同僚の先生にお尋ねしてみました。
その先生曰く「そもそもチェロと一緒の時には基本トイレには寄らない。極力移動の前に済ませます」とのこと。
確かにその通りです。
もちろん寄らずに済めばそれに越したことはありませんが、人間生きていればそうもいかないことは多々ありますし、この記事がここでおしまいになってしまいます。
気を取り直して、どうしても外出先でお手洗いに寄る必要ができた場合について書いていきますね。
今回私が一番お伝えしたいのは、このことです。
「少しの間だから…」と、個室の外にチェロを置いておきたくなるかもしれませんが、チェロは大人一人分が立っているくらいの場所を占領してしまいます。
他の利用者の方が楽器に触れてしまい倒れて破損してしまったり、倒れた拍子に人にぶつかってしまったり、盗難の心配もあります。
後悔先に立たず、です。
お手洗いに限らず、外出先では常に自分の目が届くところにチェロを置くようにしましょう。
大人のチェロは、前述のように人一人が立っているくらいの場所をとります。
個室が狭い場合などには、どのように自分とチェロを個室に収めるかのパズルが始まります。
「やっぱり、チェロって大きいから大変そうね〜」なんて思われないように(?)なるべくスマートに個室に入るよう心がけているのですが、ドアにぶつけてしまうこともしばしば…すみません
とはいえ、大抵の場合工夫しだいで何とかなるものです。どうしても個室にチェロを入れられなかったことは今までに一、二度しかありません。
また、私だけかもしれませんが、普段よく利用する駅や施設の場合、〇〇駅と◇◇百貨店は個室が広く利用しやすい、△△駅はちょっと利用しにくい、など覚えてしまいます。
勿論、他に必要とされている方がいらっしゃる場合は利用しませんが、明らかに空いている場合に大変ありがたいのは多目的トイレの存在です。
特に、イベントがある日で椅子と分数楽器、スーツケース、おまけに自分のチェロを抱えて移動している時は助かります。
教室のお手洗いはもちろん生徒さんが利用することができます。
どのお手洗いもそうですが、他の方も気持ち良く利用できるように心がけましょう♪
チェロは背負って持ち運びができる楽器とはいえ、人が多く集まる場所では通行の邪魔になっていないか、楽器の安全は確保できているかなど気にかけることがたくさんあります。
この世に一つの大切な楽器だからこそ、周りに配慮しつつ快適に持ち運びができるよう私もこれからも試行錯誤していきたいと思います。