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良い音は弓の持ち方から

チェロを美しい音色で演奏するのに欠かすことのできない、弓の持ち方についてご紹介いたします。

弓を持っていなくても大丈夫!
鉛筆やお箸を一本使って、良い持ち方ができるか試してみましょう。
上の写真、右と左のどちらがより良い持ち方でしょうか?

正解は…

左です!
親指に無理な力が入っておらずリラックスした状態にある時は、少しカーブを描いています。

お箸や鉛筆を上手に持っている形を想像すると、指がリラックスしている状態がイメージしやすくなります。

では、こちらはどうでしょうか?
こちらも、正解は左の写真です♪

右側の二つは、どちらも丸で囲んだ部分に力が入ってしまっている時の形です。

 

弦楽器の弓の持ち方というのは、初めての方にとってはそれまでの生活で使うことのない形ですので最初は時間をかけておけいこします。

また、曲が難しくなっていくにつれて力が入ってしまう場合も、手や指の動きを改めて確認しながらレッスンを進めていきます。
例えば楽しい時間のはずのお食事時、お箸を持つことにばかり意識が集中して手に力が入っていたら味わいも半減してしまいます。

チェロの場合は、手の形が音色に直結します。
自分にとっても聴く人にとっても良い味わいの音になるように、手の形をチェックしてみましょう!