６月のグループレッスンを開催しました♪
レッスンは今日の暑さを吹き飛ばすような元気いっぱいの「キラキラ星変奏曲」から始まりました。
キラキラ星の後は、何巻のどの曲が出てくるかはお楽しみ！のおみくじをたっぷり、最後に初見&アンサンブルのコーナーです。
こっそりお教えすると、個人レッスンやご自宅でいつもお稽古している教本の曲を一人で弾くのと、グループレッスンで皆で弾く（スズキ・メソードでは斉奏と呼んでいます）のとでは、それぞれ少し違った感触や発見があるのです。
いつもはお手本CDの先生が演奏されている音を聴き、自分の音を聴いてお稽古していますが、グループレッスンでは同じ空間で一斉に同じ曲を弾きます。
すると前後左右からまるでシャワーのように音が降ってきます。
現代ではサラウンド効果にも優れたスピーカーが開発されていると思いますが、グループレッスンでは間近で生のチェロの音をサラウンドで聴くことができるのです。
私は、グループレッスンの醍醐味はこのことに隠されていると考えています。
月に一度のグループレッスンが生徒さんにどのような影響を与えているか・・・一人でも多くの方に体験していただきたいと思っています。
昨今の風潮として「人と違ったことをすること」「人と違う自分を探すこと」が求められたり、自ら求め行動する人が多いように感じます。
もちろん、取り組むことによってはそれを目的とした行動が必要とされることもあるでしょう。
しかし、チェロを演奏する生徒さん一人一人を目の前にしていると、意識的に人と違うことをするのではなく、皆と同じことをしていてさえ一人一人にキラリと輝いているものが個性なのだと実感するようになりました。
ご家族や友達、指導者との関わりの中で、自然と一人一人の内にある輝くものが見つけやすいことが、グループレッスンの特長といえるかもしれません。
例え小さな出来事でも、後から振り返るとそれが大きな一歩だったりします。
「私もやりたい」「できた！」を繋げて、新しい「できた！」へと繋げていきましょう♪
