発表会が終わったタイミングでフルサイズのチェロをお迎えした生徒さん。
これまで大切に弾いてきたチェロとの発表会を無事に終えて、先日のレッスンから新しいフルサイズのチェロとのお稽古が始まりました!
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=384x10000:format=png/path/sc2c23a46d18adc55/image/i332ef9950d3eb775/version/1695777124/image.png)
お子さんがチェロを習い始めた場合、大人の体格になってフルサイズの楽器を持つまでの間は身体に合わせて楽器をサイズアップしていく必要があります。
サイズアップの時期が来たら、これまで弾いてきたチェロはどうするのでしょうか?
発表会が終わった次の週、生徒さんとお母様が教室にピカピカのチェロを運んできてくださいました。
これまでお稽古やレッスン、発表会を共にしてきた思い出のたくさん詰まったチェロです。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=386x10000:format=png/path/sc2c23a46d18adc55/image/i178467cbcafd6088/version/1695777130/image.png)
名越クラスではチェロのサイズアップをする際に、前の持ち主の方にそれまで使っていたチェロの弦や弓の毛の張り替え、クリーニングを済ませていただいた上で次の持ち主の方にお譲りいただいています。
チェロは人のように大きく成長したりはしませんが、環境の変化に左右される楽器です。
長い間弾かれることがなく調整にも出さなければ状態が悪くなってしまいます。
これまで弾いてきたチェロを綺麗に磨いて生徒さんからまた次の生徒さんへと受け継いでいただくことに「楽器を大切に扱う」という意味を込めています。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=386x10000:format=png/path/sc2c23a46d18adc55/image/i864b696a6baff5bd/version/1695777135/image.png)
こちらのチェロも何年も大切に弾いてもらって、次の持ち主の方に受け継がれました。
新しい持ち主の生徒さんは、
「このチェロを、◯◯君たちが大きくなったら使ってもらえるように大切に弾きたいね」と親子でお話ししてくださったそうです。
生徒さんが新しいチェロとの出会いを喜びながら、チェロと共に歩む少し先の将来までを見据えてくださっていることを、なんだかとても嬉しく感じました。