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チェロの持ち運び 〜背負う編〜

以前「チェロの持ち運び 〜電車編〜」というタイトルで、鉄道でチェロを運ぶ際に自分が気をつけていることについて書きました。

今回は、街中を歩く時のチェロの背負い方についてご紹介したいと思います♪


まずはじめに、チェロケースにも種類があることからお話ししたいと思います。

大きく分けると、ソフトケースとハードケースという違いがあります。

こちらについても「どちらを買えば良いの?」とお悩みの方へ向けて以前ブログを書きましたので、よろしければご覧ください♪

ソフトケースとハードケース、どちらを選ぶ?

私はハードケースを使用しているのですが、自分の背中に当たる側には上の写真のように2箇所に固定のストラップがついています。
チェロケースを探している生徒さんにはこのタイプをおすすめしています。

理由をご説明する前に、チェロの背負い方を先にご紹介しましょう!
街中でチェロを運んでいる人は大体この3種類に分類されると思います。

 

 

① 片方の肩に背負う

左右どちらかの肩に背負います。
時々左右を交代して負担を分散させてあげると良いです。
私は長年片方だけで背負っていた結果、身体の右肩だけがすこし凹んでしまいました(!)。

 

② あれ?さっきと同じかな?

間違い探しのようですが、こちらはストラップを2本使ってリュックのように背負っています。
チェロとケースの重さが両肩に分散されるので、いくらか背負うのが楽に感じることも。

ただ、私の経験では首の中心あたりの筋肉がかなり張ります!
今のケースに帰るまでは①の背負い方を続けていたので、リュックのように背負えるケースになってから今までと違う筋肉が張るようになりびっくりしました。

 

③ 片方の肩にストラップをかけて、同じ側の腕でチェロケースを抱える

① の応用(?)のような運び方です。
個人的にはお洒落な運び方だなと思いますが、視界がチェロケースに遮られるのと、ケースが斜めになる分お尻部分がかなり自分の後ろに飛び出すので、道幅の広い場所や人通りの少ない場所以外でこの運び方をされることはおすすめしません。

こんな風に抱えています。


チェロの持ち方3種のご紹介は以上です!
チェロケース、特にハードケースにはメーカーごとに様々な工夫がされています。

なるべく楽にチェロを運びたい方にとって重要なポイントは、

  • 重さ
  • ストラップの位置
この2つかと思います。
ストラップは、上側1箇所から下側2方向に取り付けられている場合とストラップごとに固定位置が取り付けられている場合がありますが、私は両方のタイプを使ってみて2箇所にストラップがある方が重さが分散されて楽だと感じています。
ただ、それぞれに良さがありますのでぜひご自分の目(と肩)で確かめてみてください♪

また、私同様「自分は小柄な方かな?」という方にはストラップの取り付け位置が下の方にあるタイプがおすすめです。
ケースを背負った時の重心が高くなるので、歩く時にケースが足と頭に交互に当たってしまうことが少なくなります。

ケース選びの際は実際に中身(チェロ)を入れて背負ってみることをおすすめします。
空の状態と中身入りで、だいぶ持った時の印象が変わると思います。

 

④ 番外編

まるで筋トレ?

人が縦に3人並んでいるくらい幅をとってしまうので街中を歩くのには向いていませんし、腕一本でケースを支えるので日常的に行うのは難しい持ち方です。

ごくごく個人的な感想ですが、ベテランのチェリストがこの持ち方で歩いていらっしゃる姿には風格、ロマンを感じます。
いつかこの持ち方が似合うチェリストになりたいです♪