今日はグループレッスンの30分前にR君の卒業録音をしました!
初等科の卒業曲はベートーヴェンの「ト長調のメヌエット」。
R君には、録音はコンサートと同じで一日に一回だけ!
泣いても笑っても一発録りであることをお伝えしていたので、今朝は相当緊張していらっしゃいました。
しかしその緊張感が鋭い集中力を生み、自分でも納得できる演奏に繋がったようです。
何を隠そう、このベートーヴェンのメヌエットは私も子どもの頃に卒業録音に取り組み大苦戦した、ある意味「思い出の曲」だったのです。
中間部には「Trio=トリオ」と呼ばれる箇所があります。
スラースタッカートという、同じ向きの弓の運びの中に複数の音がタッタッタッ…と連なる奏法でフレーズを表現するのですが、子どもの頃の私にはこの部分が難しくて仕方ありませんでした。
あまり詳細には覚えていませんが、とにかく大変だったという印象が残っています…(笑)
私に教えてくださった先生、我が家でお稽古に付き合ってくれた親の苦労も今なら想像することができます。
そんな思い出の曲も、今や私にとってお気に入りの一つです。
生徒さんたちがこの簡単とはいえない曲に熱心に取り組む姿勢を目の当たりにする内に、自分の中でのこの曲に対する思いが次々と増えていきました。
音楽とは自分の中だけで作るものではなく、周りの人、環境との関わりからより豊かに実らせることができると教えてくれた一曲でもあるのです。
今日の録音もまた、大切な瞬間となりました。
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さあ、録音が終わってほっとする間も無く、2月のグループレッスンの時間が始まりました。
今回は教本1巻の曲(17曲)を全部弾こう!と取り組みました。
1時間で全ての曲を弾くのは大変でしたし、宿題はいっぱいですが皆さん流石に「やりきった…」というお顔をされていましたね。
来月は曲を絞って、一曲一曲の音楽的なポイントをみっちりお稽古しましょう♪
後半の1時間はチェロアンサンブル曲「ハレルヤ」をお稽古しました♪
全員がお休み=休符のところでは、必ず誰かが飛び出します(笑)
しかし、大切にしている「呼吸」や「他の人の音を聴き一緒に音楽する」ことの上達を今回はひしひしと感じました。
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