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チェロアンサンブルを楽しむ

11月のグループレッスンを開催いたしました♪
先月の発表会に出演してから、ますます音色が立派に育ってきた皆さん。
特に初歩の生徒さんほど、発表会前と後での音色や表情の違いが顕著に表れます。


今までグループレッスンには1時間だけ参加していた4歳、5歳の小さな生徒さんたちも、気がつけば2時間弱のレッスン最後まで参加して皆と一緒にキラキラ星を弾くことができました♪

今朝一番の演奏と最後に弾いた演奏では、同じキラキラ星なのに音色の力強さが倍以上でしたね!


グループレッスンの後半には、12月のクリスマス合奏会に向けたチェロアンサンブルの曲もお稽古しました。

昨年は、今年10月の発表会に向けて1年かけてヘンデルの「ハレルヤ」に取り組んできました。
今回はモーツァルト作曲「ガリマティアス・ムジクム」という曲に取り組みます。

短い期間で仕上げるため全体の難易度は下げて、チェロで一番はじめにお稽古する「レ」の音を出せれば誰でも参加できるよう編曲していただきました。
4つのパートに分かれ、今日参加できたメンバーによる初合わせでしたが、チェロアンサンブルなんて初めての生徒さんも皆について最後まで一緒に弾くことができました!
p(ピアノ。弱く弾くこと)やf(フォルテ。強く弾くこと)の表現もできています!

中・上級者には、もちろん音程やリズムを正確に弾けるだけでなく楽譜に書いてある強弱記号や弓順も読み取って弾くことを求めていますが、初歩の方は
  • まずは何も分からなくてもOK!
  • 最初は間違っても良いからとにかく一緒に弾く!
この二つを大切にしています。

そうすると、はじめは周りの様子を伺いながらおっかなびっくり弾いていたり逆に周りの音を聴かずに自分の弾きたいように弾いていた生徒さんも「聴く」と「弾く」の両立が次第に上手になっていきます。

自分の、お隣の人の、ちょっと離れたあちらの人のチェロの音に耳を傾け「人とコミュニケーションし何かをやり遂げる」。
音楽の習い事だけでなく、日常生活においても大切なことを知らず知らずのうちに学ぶひとときです。