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チェロを弾きたい!楽譜の読み方②

前回の記事はこちらからご覧いただくことができます。


チェロクラスでは、楽譜を読む第一歩は人それぞれです。
中には

ご家族が楽譜を読めるので教えてもらうことができる
他の楽器を習っていたので最初から楽譜は読めます!(でも、テノール記号って何?)

という生徒さんもいらっしゃいますが、多くの方がチェロのおけいこと共に少しずつ楽譜の世界に足を踏み入れていきます。

名越クラスでは「この曲が弾けるようになったら楽譜を読み始める」といった明確な決まりは設けていません。
生徒さん一人一人のレッスンへの取り組み方やご家庭でのおけいこのご様子をお伺いして、早い方は教本1巻の終わりの方になると楽譜を「見る」ことを始めます。

 

 

1巻の終わりで、まだお子さんに楽譜を見せていない…又はご自分がチェロを習っていて、まだ楽譜を見ていない…

という生徒さんも、どうぞご安心ください。

 

楽譜への一歩は、生徒さんのチェロや音楽への興味をグッと惹きつける最適なタイミングをその都度判断していますので、ご自宅でよくお手本CDを聴く習慣がついている生徒さんは耳から音楽を受け取る能力が育っていて、3巻〜4巻くらいまで楽譜なしでレッスンを進められることもあります。

 

 

はじめは楽譜を読むのではなく、まるで絵本のように「見る」ことからスタートします。

 

♪ 楽譜には音符が書いてあるだけじゃない!どんなことが書いてある?

♪ スタッカート、テヌート、スラーなど、音の表現を覚える

♪ 強弱は、書いてあることもあれば書いていないけれど自然と表現したくなるものも

 

 

はじめは音符ではなく、指番号を読むところからで大丈夫。

何かを見ながら弾く、というのは意外と難しいものです。

音符を読むのも、最初は一つ一つ音を数えて時間がかかりますが諦めずに読むおけいこを繰り返すことで少しずつ読む速さが上がっていきます。

 

 

楽譜を読み始める前に大切にしていることは「興味を持っていただくこと」です。

生徒さんが楽譜を見ることで

「いつも弾いている曲はこんな風に書かれているんだ!」

「この記号はどんな意味?」

と、どんどん楽譜や音楽そのものに興味を深めるきっかけとなる瞬間をたくさん見てきました。

 

ヘ音記号、テノール記号、ト音記号で書かれている楽譜をスラスラと読めるようになると、チェロを弾くことがますます楽しくなります♪

書物を読み解くように、楽譜から音楽表現のヒントを探す旅に出ませんか?