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百聞は一「聴」に如かず②

前回の続きになります!

前回の記事はこちらからどうぞ♪

 

百聞は一「聴」に如かず①

アンサンブルの時間の始まりです♪

一人ずつ譜面台に楽譜を置いて、音符を読んでいきます。

 

はじめに、1チェロがどんなメロディーを演奏するのかを聴いてみましょう!

今回は教本1巻で皆さんが弾いているより高い音域でのメロディーなので、むすんでひらいてをイ長調で弾ける?というその場での無茶ぶりにも「はい!」と対応してくださるお姉さん生徒さんと私の2人で担当します。

 

さあ、次は2チェロの音を聴いてみましょう。

2チェロの演奏するパートでは、最初は音楽に大切な「拍」を3チェロと示し、途中から1チェロと寄り添うようなメロディックな動きをする、1つの曲の中で役割が変化する忙しいパートです。

1チェロと3チェロのメンバーも、2チェロの音色に耳を傾けます。

 

この「一緒に演奏する仲間の演奏を聴く」ことが音楽する上でとても重要だったりします。

音楽に限らず「人の振り見て我が振り直せ」と言いますよね♪

他のパートが受けている注意や演奏ポイントも、案外自分のパートと共通する部分があったりするものです。

仲間の演奏している姿からは学べることがたくさんありますから、自分が弾いていない時も目と耳をフル活用しましょう♪

 

さあ、お待たせしました!3チェロのパート練習です♪

3チェロは曲全体にわたって「拍」を担当します。

拍とはすなわち音楽の「鼓動」です。

 

人間の心臓のように、拍も時には早まったり落ち着いたりしますが、基本的には決まった速さで動き続けます。

急に速くなったり遅くなったりすると、聴いている方もドキドキしてしまいますよね。「拍」作りは重要です!

 

今回は30分ほどのごく短時間で曲を仕上げるので、細かい音楽表現を作るというより

  1. 皆が同じ拍を持つこと
  2. 各パートの音量バランス

を重視しました。

1チェロは2人だけだったので、人数の多い2、3チェロに隠れがち・・

そこで、2、3チェロさんには個人レッスンでソロの曲を弾くのとちょっと違って、同じパートの人と1つのパートの音を作るつもりで弾いてもらうと、全体のとてもバランスが良くなりました。

決して1人1人が手を抜けば良いという単純なことではなく、周りの音を聴きながら演奏することになるので、なかなか難しい技なんです。

 

それを、今日初めて組む小学1年生から大人の生徒さんまでがみんなできるなんて凄いことです!

レッスンの最後に動画も撮らせていただきました♪

こちらでもご紹介してたくさんの方に聴いていただきたいくらいなのですが、私はチェロの音色は「百聞は一聴に如かず」だと考えているので生徒さんの演奏をホームページやブログで公開していません。

 

チェロに興味を持ってくださった方が実際にご自分でチェロに触れたり、生徒さんの演奏を聴いてくださる瞬間を大切にしています。

 

ご見学、体験をご希望の方はぜひチェロクラスまでお問い合わせください♪