今日は、卒業検定を受ける生徒さんの録音日でした!
高等科までの卒業録音はCDの先生の伴奏音源との録音を行いますが、
才能教育課程卒業課題曲以降はピアニストとの合わせを経ての録音となります。
卒業課程曲はいずれも難易度の高く取り組みがいのある名曲が設定されていますが、
才能教育課程卒業、通称「課卒」の曲からはチェロ協奏曲やアンサンブルの難しいチェロソナタが登場します。
今日録音を迎えたHさんは、研究科Aの課題曲であるフランクールの「チェロソナタ ホ長調」に取り組んできました。
朝早く会場入りして自主練習をしていると、ピアニストの吉國 美紀先生も会場入り。
第2回の発表会から毎年お世話になっている吉國先生がいらっしゃって、緊張に満ちていたHさんの表情もどこか和らぎます。
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「研究科」私は文字通りに捉えていて、課卒を終えた生徒さんが自分でさらに深く音楽を深めていく課程と思っています。
その為、私はチェロの奏法についてのアドバイスはしますが、基本的には生徒さん自身がピアニストとコミュニケーションをとって合わせを進めます。
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楽章ごとに、そして楽章の中でも和音の移り変わるソナタ。
まるで対話のように音楽が進む美しさは、同じ空間で作り上げるアンサンブルならでは。
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さあ、録音の本番です。
Hさん、素晴らしい集中力と音楽を楽しむ心を持って演奏を終えることができましたね。
ここまで来ると、自分の前に続く音楽の道はより高みを目指し探究する意志と努力次第で更に深みを増していきます。
「キラキラ星変奏曲」からチェロを習い始めた生徒さんが音楽を追求する感触を自分で掴んでいく過程にご一緒できることは、本当に幸せなことです。
Hさん、卒業録音お疲れ様でした!
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